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銀行が新たな融資や借入を断る理由は?

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融資を断られる

 

全国の病院、クリニックの実に4割は赤字と言われています。人口の少ない地域、競合が多い地域などはかなり経営が厳しい医療機関が増えているとも言われています。そういった中で経営改善、そして資金繰りを良くしようと銀行などからの追加融資やつなぎ融資、または借入をしようと考えるかもしれません。しかし現実は厳しく、銀行は融資を渋ったり断る傾向が強くあります。

 

なぜ銀行は融資を断る場合があるのか?

銀行などの金融機関が、新たな融資や借入を渋ったり断る場合があるのにはいくつかの理由があります。どんな理由があるのかを見ていきましょう。

 

歯科医院は融資が厳しい場合が多い

経営が厳しく融資をお願いしたいと思い、銀行に相談に行くとしましょう。しかし、歯科医院つまり歯医者さんの場合や融資が断られる可能性がかなり高いと言えます。実は銀行にとって、歯科医院は要注意な職種とされているんです。その理由は、歯科医院や歯科クリニックがコンビニよりも多いと言われていて、そういった競合が多い中で生き残っていくのは大変なことだからです。貸し倒れを防ぎたい銀行としては、融資にかなり慎重にならざるを得ません。歯科医院経営の現状をよく知っている銀行は、融資を渋る傾向がかなり強いと言えます。

 

法人化していない個人経営の場合

小さな医院やクリニックの場合は、医療法人化をせずに個人で経営しているケースもあります。そういった法人化していない場合も、信用度からして融資を断られ場合があります。病院などに関わらず、個人経営いわゆる自営業者への融資を基本的には渋る傾向がありますので、それと同じと言えます。

 

返済がすでに厳しく減免処置をしてもらっている場合

最初医院やクリニックを開業する場合に、自己資金では足りないためその段階で銀行に融資をお願いしている場合が一般的です。開業の際の融資は、綿密な事業計画書を作成し提出して、入念な審査の結果融資許可が下りて晴れて開業となったと思います。しかしその後さらなる融資や借入を銀行側に依頼するということは、当初建てた計画通りにはいっていないと判断されることがほとんどです。もちろん事業が順調で拡大資金としての融資を依頼する場合は、また条件が変わってきます。しかし、経営が苦しいがゆえの融資の依頼の場合や、すでに以前に銀行への返済のリスケが行われていたり、一時的に返済が滞っていたりするならばどうでしょうか。そうなると銀行は新たな融資を承諾することは難しいと判断することになります。

実はこれは、金融庁から出されている「金融検査マニュアル」というものに、そのような規定が記載されているからなんです。この金融検査マニュアルの中ではどういう取引先には積極的に融資して、逆にどういう取引先には融資をするべきではないかといったことが書かれています。

 

抜粋すると以下のようになっています。

債務者区分 内容 融資可否
正常取引先 業績が順調で財務上も問題がない 積極的融資
要注意先 業績が順調ではなく減免処置や、延滞などがある 融資は厳しい
要管理先 要注意先の中でも3カ月以上延滞がある 融資は不可能
破綻懸念先 現状経営は破綻していないが破綻見込みが強い 融資は不可能
実質破綻先 破綻は発生していないが回復の見通しがない 融資は不可能
破綻先 経営破綻をきたしている 融資は不可能

 

ざっとですが、以上のような規定があります。これを見てみると、たとえば開業資金をすでに融資してもらっていて、その銀行への返済の減免処置をしてもらっている場合。たとえば金利の引き下げなどをしてもらっていたり、返済が滞っており延滞となっているような場合は要注意先とみなされてしまいます。そういう状況ですと、融資は厳しくなります。そしてさらにそこから3カ月に渡って同じく延滞しているならと、今度は要管理先となってしまいます。そうなると事実上融資は不可能ということになってしまいます。

 

それですでに銀行への返済が厳しくて、支払いが遅れているような場合は、何らかの減免処置をしてもらっているような状況ですと、銀行は新たな融資や借入に関しては非常に消極的になってしまいます。もちろん個々の状況や事情に合わせて多少の融通はしてくれる場合もあります。金融検査マニュアルにも柔軟な対応をするように、といった指示も含まれています。

ですが基本的には上記のような金融庁から出されているマニュアルに従った対応を銀行側もとるのが一般的です。

以上で銀行が貸し渋ったり、融資を断る場合があることがお分かりいただけたでしょうか。もし上記に当てはまらないならば、銀行との交渉を進めてみる価値があるかもしれません。

 

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